PEOPLE

SCM(生産技術開発)

技術開発部

2020年 新卒入社
機械工学科 卒

supply_chain_management02people01 メインビジュアル

ロボットやデジタル技術を駆使し
モノづくりの未来を切り拓く

充填包装技術者として生産体制を進化させる

大学では機械工学を学び、将来はその知識を活かした仕事をしたいと考えていました。また、昔から工場の生産設備に興味があったため、就職活動では生産技術職を志しました。
そして、さまざまなメーカーを調べる中で、日常生活に欠かせない製品を幅広く手がける花王に魅力を感じたのです。特に強く惹かれたのは、ほかのメーカーよりも生産技術開発に力を入れている点でした。花王ならばエンジニアとして確実に成長できる。そう考えて、入社を強く志望しました。

入社後は成形オペレーターや物流技術者を経て、現在は技術開発部のメカトロニクスグループ(グローバル充填包装技術)に所属しています。当グループでは主に、充填包装分野の技術開発と新製品対応を行っています。
充填包装とは、製品を容器に充填し、適切に包装するプロセスを指します。現在、私は容器を製造ラインにロボットを用いて自動供給する技術開発を担当しています。技術開発は、 花王の生産体制をブラッシュアップしていく重要な役割を果たしており、充填包装技術者として大きな使命感と責任感を持って日々の業務に打ち込んでいます。
また、未来を見据えた新規業務として、設備情報の見える化を実現するアプリの開発にも携わっています。

革新的なボトルの自動供給システムを開発

私が担当する化粧品は、各ブランドで多彩なバリエーションの商品が展開されており、少量多品種生産が特徴です。そのためボトルの形状やサイズもさまざまで、生産設備への自動供給が難しいという課題がありました。
そこで私は、産業用ロボットや最新技術を活用して、効率的にボトルを自動投入できるシステムの開発に挑戦しております。

従来は箱詰めされたボトルを人の手で取り出し、生産ラインに綺麗に並べる必要がありました。本システムでは、箱詰めされた状態のボトルを、人の代わりに産業用ロボットがダイレクトに取り出し、生産ラインに供給します。ダイレクトに取り出すという点で、既存のボトル供給機と比べ、省スペース化も実現しました。
完成形の機構・レイアウトに到達するまで、何十ものアイデアを考え、テスト機を試作してトライアルアンドエラーを繰り返しました。さらに、現場での使いやすさも重要な視点のため、工場の方々からも意見をいただいて、改善を重ねています。現在も導入に向けて開発を進めておりますが、完成した時には、大きな達成感とともに、自分の技術で生産現場に貢献できたという実感を得ることができると思います。

supply_chain_management02people01

失敗は、成長の糧になる

技術開発では、アイデア出しから部品選定、CAD設計、部品の発注、さらにはテスト機の組立や配線、生産テストにいたるまでの一連の工程を基本的にはすべて自分たちで行っていきます。
例えばボトルの自動供給システムの開発では、産業用ロボットに取り付けるハンド部分も自分で設計・製作しました。ハンドを正確に動かすための取付や配線処理は特に苦労しましたが、先輩に教えていただいたり、自分で調べたりしながらなんとか仕上げることができました。

開発を進める中では、うまくいかないことや失敗も多々あります。瞬間的には落ち込むこともありますが、それ以上に「なぜうまくいかないかを学べる貴重な機会だ」「この失敗は必ず自分の成長の糧になる」という思いが勝り、日々の開発がとても楽しく感じられます。そして「次はどうやって成功させようか」と考える時間が、何よりもワクワクします。
こうした開発の経験を積み重ねる中で、CADでの設計スキルはもちろん、プロジェクトのスケジュール管理やコスト管理の能力なども確実に向上しています。入社前に思い描いていた通り、技術力と管理能力を兼ね備えたエンジニアへと着実に成長できていると感じます。

supply_chain_management02people01

グローバルに活躍できるエンジニアへ

今後は、IoTやAIをはじめとしたデジタル技術を積極的に学び、製造現場に導入していきたいと考えています。そして、今までなかった新しい技術を開発し続け、スマートマニュファクチャリングの実現に貢献することが私の目標です。
花王はDX推進に力を入れており、Microsoft Power PlatformやMicrosoft Copilotをはじめ、プログラム開発やAI関連のさまざまなソフトを社員が使用できる環境が整備されています。さらに、DXスキルを高めるための学習プログラムも提供されています。私も各種ソフトをアプリ開発の業務で実際に使ったり、社内の学習プログラムを利用したりしながら、DXやスマートマニュファクチャリングを実現するためのデジタル技術を身につけているところです。

さらに、現在所属している部署は「グローバル充填包装技術」という名前の通り、海外の工場に対しての技術開発や新製品対応も行っています。周りには、海外を飛び回って活躍している先輩もいらっしゃいます。将来的には私も海外業務にも携わり、グローバルに活躍できるエンジニアになりたいと考えています。そのため、自宅でも時間をつくって、英語の勉強を進めています。

supply_chain_management02people01

ONEDAY1日のスケジュール

  • 出社

  • 在宅勤務

  • 7:00

    起床

  • 7:30

    運動

  • 8:00

    身支度

  • 8:30

    通勤

  • 9:00

    出社

  • 9:30

    メールチェック、予定確認

  • 10:00

    メーカー打合せ

  • 11:30

    昼食

  • 12:30

    テスト機の組立、プログラム作成

  • 14:00

    テスト機の動作確認、デバッグ

  • 15:00

    テスト検証

  • 17:00

    プロジェクトミーティング

  • 18:30

    資料作成

  • 19:30

    終業

  • 20:00

    帰宅

  • 20:30

    夕食

  • 21:00

    自由時間

  • 23:30

    就寝

  • 7:00

    起床

  • 7:30

    運動

  • 8:00

    身支度

  • 8:30

    始業

  • 9:00

    メールチェック、予定確認

  • 9:30

    システム開発

  • 11:30

    昼食

  • 12:30

    システムの動作確認、デバッグ

  • 13:30

    テスト機検討、部品選定

  • 15:00

    3D CAD設計

  • 18:00

    発注用の図面作成

  • 19:00

    見積依頼

  • 19:30

    終業

  • 20:00

    夕食

  • 20:30

    自己啓発(英語)

  • 21:00

    自由時間

  • 23:30

    就寝

MY FAVORITEお気に入りの花王商品

私のお気に入りの花王商品
リセッシュ
私は匂いに敏感なので、スーツやコートなど洗濯できない洋服、毎日着るユニフォームは、脱いだらとりあえずリセッシュしています!
昔からずっと使っており、生活の一部になっています。