PEOPLE

商品開発

ハイジーンリビングケア事業部門

2018年 新卒入社
先進理工研究科 卒

global_consumer_carepeople12 メインビジュアル

技術を価値に変え、生活者に寄り添う製品を提案

専門性を活かした身近な商品づくりへの想い

応用化学分野の研究に打ち込んだ大学時代。自分の研究の先が見えず、「これは何の役に立つのだろう」と悶々とすることがありました。そんな経験から、自分の専門性を活かし、身近で分かりやすく社会に貢献できる仕事に就きたいと思うようになりました。花王を選んだのは、「皆が当たり前に使うものに、自身の強みを活かしたい」という私の希望と合致していたからです。

入社後はハウスホールド研究所に配属され、洗濯用洗剤の研究を担当、洗剤の配合を設計し、実際に洗濯機で衣類を洗いながら技術開発や製品評価に取り組みました。そんな私に転機が訪れたのは入社して4年が経った頃のことです。事業部の商品開発への異動の辞令を受けたのです。大学でも花王でも研究畑一筋で、最初は不安もありました。しかし実際に業務に取り組んでみると、意外にも商品開発の仕事が自分に合っていることに気づきました。商品開発は、研究所とのやり取りも多いポジションで、技術を理解し、研究者の意図を汲み取り、同時に生活者視点での提案ができるのは、私の強みだと言えます。入社前に想像していた「商品の中身を開発する研究者」とは違いますが、今はより生活者に近い立場で商品づくりに関われていて、むしろ初志に近づいている気がします。

多様な意見をまとめ上げる調整力

環境が変わって感じた最も大きな違いは、関わる人の多さでした。担当領域が明確だった研究職とは異なり、商品開発の仕事では社内はもちろん、社外の取引先も含め、多くの人と連携しながらプロジェクトを進める必要があります。自分の専門分野以外にも様々な知識が必要で、初めはとまどうことも多かったものの、次第に慣れ、大変さがやりがいに変わってきました。

社員全員が「商品を通してお客様の生活をよりよくしたい」という共通意識を持っていますが、部署によって様々な視点があり、ときには意見が一致しないこともあります。多くの人の意見をまとめるにあたっては、プロジェクト発足時に「誰にどんな価値を届けたいか」を基本設計として共有し、直接生活者と対話した内容に立ち返るようにしています。

global_consumer_carepeople12

生活者視点で考える、本当に求められる商品

最も大切にしているのは「生活者視点で良い商品かどうか」というシンプルな基準。開発者の自己満足ではなく、誰が見ても分かりやすい商品コピー、必要な性能、適切な品質とコスト、全てのバランスを考えることが肝心です。私のような30代事務職男子が喜ぶものは想像できても、世代や職業の異なる生活者の気持ちを理解するのは容易ではありません。だからこそ、実際に商品を使った方から高い評価をいただいたときにはとても嬉しい気持ちになります。自分が開発に携わった商品への直接的な反応が得られることが、この仕事の醍醐味なのかも知れません。

印象深いのは、「アタック抗菌EX」のリニューアルプロジェクト。プロジェクトの発足時から主担当として手がけた商品で、「つめこみ洗いでも強力洗浄」という新しいコンセプトを打ち出しました。このコンセプトは、共働きで時間がない中、子ども達の洗たく物が大量にあり、「本当はやりたくないけどついつい洗濯機に詰め込んで洗ってしまう」という生活者の実態から生まれました。正しい洗たくのやり方を押し付けるのではなく、生活実態に寄り添った訴求が受け入れられ、売上を大きく伸ばすことができました。ご使用いただいた方からも好評意見を多くいただき、忘れられないプロジェクトの一つです。

研究所にも現在の部署にも共通して言えるのは、メンバーの「人の良さ」。優しく穏やかな風土があり、互いを尊重し合いながら気持ちよく働けます。モノづくりに対する意欲のある人、誰かに喜んでほしいという気持ちを持つ献身的な人が多く、価値観を共有できることも大きな魅力だと思います。

global_consumer_carepeople12
global_consumer_carepeople12

これからも「選ばれる商品」を作り続けたい

現在、私のグループでは「アタックZERO」と「アタック抗菌EX」、2つの主力シリーズを担当しています。研究所時代からずっと同じカテゴリーに携わってきて、生活者のニーズや市場の変化をより深く理解できるようになりました。同時に、他のカテゴリーに携わってみたいという気持ちも生まれています。将来的には、スキンケアや異なるブランドにも挑戦してみたいです。

私の目標は、一人でも多くの人に自分の関わった製品を使ってもらい、生活が良くなったと感じてもらうこと。これは過去も現在も未来も変わりません。「これでいいや」ではなく、「これじゃなきゃダメだ」と積極的に選んでもらえる、本当の意味で必要とされる商品開発を目指します。よきモノづくりを追求する花王という土壌で、私自身も「真に選ばれる商品」を追求し続けます。

global_consumer_carepeople12

ONEDAY1日のスケジュール

  • 出社

  • 在宅勤務

  • 7:00

    起床

  • 7:30

    身支度

  • 8:00

    通勤

  • 8:30

    出社

  • 9:00

    サンプルや生産品の表示の確認

  • 10:00

    打ち合わせ(商品の方向性の議論)

  • 12:00

    昼食(社内食堂)

  • 13:00

    調査計画の検討

  • 14:00

    打ち合わせ(新容器の使用について)

  • 15:00

    打ち合わせ(パッケージデザインについて)

  • 17:00

    会議資料作成

  • 18:30

    終業

  • 19:00

    帰宅

  • 20:00

    自由時間・夕食

  • 23:00

    就寝

  • 7:00

    起床

  • 7:30

    身支度

  • 8:00

    始業

  • 9:00

    商品仕様の検討

  • 10:00

    資料作成

  • 12:00

    昼食(自宅)

  • 13:00

    調査結果の解析

  • 15:00

    打ち合わせ(商品訴求について)

  • 17:00

    資料作成

  • 18:00

    終業

  • 19:00

    自由時間・夕食

  • 23:00

    就寝

MY FAVORITEお気に入りの花王商品

私のお気に入りの花王商品
バブ
一人暮らしのときはシャワーで済ませてしまうことが多かったですが、結婚してからはお風呂に浸かるようになりました。
大きなお風呂でなくても、バブを入れるとグレードアップする気がします。入れると入れないでは、疲れのとれ方も全く違います。