PEOPLE花王で働く人々
マーケティング
ハイジーンリビングケア事業部門
2020年 新卒入社
Business Administration 卒

自ら実感した花王製品の価値を、
世界中に広めたい
商品の価値を実感した留学経験からの決断
大学進学を機にアメリカへ渡り、現地でマーケティングを専攻し、授業を通してデータ分析に興味を抱くようになりました。とはいえ卒業後の進路は定まらず、どの国で就職するかも全くの白紙の状態でした。当時インターンシップは金融関連の企業ばかりを受けていましたが、今ひとつ楽しむことができませんでした。今思えば自分の興味とかけ離れていたのだと思います。この先何十年と働いていくには、自分自身が楽しいと思える仕事であるべきだと思い至り、徹底的に自己分析を行いました。その結果行き着いたのが、老若男女問わず全ての人の生活に寄り添う商品を提供している花王でした。面接を受けて、「自分の内面までしっかりと見て評価してくれる会社」だと強く思ったのを覚えています。ここでならきっと伸び伸びと自分の能力を発揮できると確信しました。アメリカ留学中に現地と日本の生理用品の質の違いを実感し、一時帰国した時に日本からロリエを大量に持ち帰っていた自分自身の経験も、花王に親近感を持つ要因だったのかも知れません。
描いていたキャリアをグローバルな舞台で実現
入社後はデータマーケティングの部署に配属され、SNSや検索語、EC上の口コミなどのデジタルデータを分析し、ブランドマーケターへの提案などを担当していました。データ分析の経験を積んだ後、自らの希望により現在のロリエ アセアン担当へ異動しました。いつかグローバルな舞台で働きたいと思っていましたし、その中でも生理用品という繊細なカテゴリーを選んだのは、「こんなに質の高い製品が海外に広まっていないのはもったいない」という留学中の経験談によるところが大きかったです。
現在はインドネシアとシンガポールを担当し、これらの国々におけるロリエブランドの中期戦略を立案。どのような商品をいつ投入するのか、何を注力商品とするのか、中長期的な戦略を描き、それを実行する現地チームをフォローしながら海外展開を進めています。若手にも一国の事業運営を任されるので、責任の重さとそれに勝る大きなやりがいを感じています。「自分が担当国の事業全体の鍵を握っている」というプレッシャーは、自分自身の業務に対する責任感やモチベーションを一層高め、特別な使命感を与えてくれます。

文化の違いを乗り越える、丁寧なコミュニケーション
グローバルな環境で働く中で最大の課題は、言語や文化、バックグラウンドの違いから生じるコミュニケーションの難しさです。自分なりに良いと思って提案したことも、国が違えば受け入れてもらえない歯がゆさを何度も味わってきました。例えば自分が良いと思う方向性で商品のコンセプトを提案しても、「それはインドネシアの消費者には刺さらない」と言われることもありました。また、広告ビジュアルのイメージや価値観の違いに驚かされることもしばしばです。お互いが母語以外の言語でやりとりする苦労や困難にも嫌というほど直面しました。
文化的な違いを乗り越えるためには、感覚的な説明ではなく、調査データなどの客観的な事実に基づくロジカルな説明が必要です。それに基づいて自分の意図をきちんと伝えることができれば、相手も建設的な意見を返してくれ、有意義な議論につながります。他にも、出張のたびに積極的に現地メンバーとコミュニケーションを取り、相手の人となりを理解するよう心がけています。業務の話だけでなく、相手の価値観や日常についても関心を持って接することで、信頼関係が深まり、出張後はオンラインでのやり取りもよりスムーズになったと感じています。

困難が多いからこそ、成長を感じるのかも知れません。最初は言語の壁や知識不足から消極的だった自分が、徐々に現地のマーケットを理解し、自信を持って提案できるようになった時には、自らも成長を実感しました。現地メンバーが私の意見に「確かにそうだね」と納得してくれた瞬間も、大きな喜びを感じました。出張時に東南アジアの気候や交通事情など、現地の生活を肌で感じてきたことも、戦略立案に活きているのでしょう。目で見て肌で感じるからこそ、現地の生活者のニーズが見えてくることもあります。こうした生活者目線の発見が、より良い戦略につながっていくのだと信じています。

挑戦を後押しする環境で、自分らしさを追求
花王の最大の魅力は、自分を後押ししてくれる仲間がたくさんいること。自分の展望や課題を口にすれば、すぐにアドバイスしてくれます。まだ経験の浅い私にとって、周りの上司やチームメンバーのサポートは何よりも心強く、大きなことに挑戦させてもらえる環境と人々の温かさが、毎日の仕事に充実感をもたらしてくれています。
こうした環境に身を置けているのは、就職活動のときに「自分が本当に楽しいと思えることは何か」を真剣に考え抜いたからだと感じています。 なので、就活生の皆さんにお伝えしたいのは、自己分析の重要性。「何に興味があるのか」「何をしている時が一番楽しいのか」を考え抜くことで、自分に合った道が見えてくるはずです。自分が楽しいと感じられる仕事や環境にいる方が、能動的に課題を見つけたり、「これをやってみたい」と新しい挑戦を口にしやすくなるものです。そして花王には、そうした想いを受け止め、前向きにアドバイスをくれたり、「一緒にやろう」と背中を押してくれる仲間がいます。
仕事は人生の大きな部分を占めるもの。仕事だからと割り切ってしまうのではなく、自分が楽しいと感じられることを仕事にする方が毎日に張り合いが生まれ、何倍も頑張れるのではないでしょうか。私も自分の興味を徹底的に分析し、好きなことや関心のある分野に携われる仕事に就きました。どんなに忙しくても目の前に広がる大きな未来を考えると、毎日とてもワクワクしています。

ONEDAY1日のスケジュール
出社
在宅勤務
7:00
起床
7:30
身支度
8:30
通勤
9:00
出社
9:30
メール・売上確認
10:00
打合せ(インドネシア中期戦略をチームで議論)
12:00
昼食(社員食堂)
13:00
新製品のコンセプト・コピー検討
15:00
打合せ(パッケージデザインについてデザイナーに相談)
16:00
打合せ(マーケティング活動についてインドネシア現地法人と議論)
17:00
翌日以降の業務準備
18:30
終業
19:00
帰宅
20:00
自由時間(夕食・入浴・家事)
23:30
就寝
7:30
起床
8:00
身支度
8:30
始業
9:00
メール・売上確認
10:00
担当国で実施する調査の調査項目を精査
12:00
昼食(自宅)
13:00
打合せ(改良品の仕様について開発と議論)
14:00
打合せ(新商品上市までのスケジュールをMKと開発で議論)
15:00
シンガポールで発売予定の新製品の収支シミュレーション
17:00
翌日以降の業務準備
18:30
終業
19:00
習い事(ピラティス)
20:00
自由時間(夕食・入浴・家事)
22:00
語学学習
23:00
就寝
MY FAVORITEお気に入りの花王商品

- ロリエ しあわせ素肌
- 表面のポコポコした素材がサラサラで柔らかく、ベタつかないのが気に入っています。大学時代に偶然手に取って以来のお気に入り。
留学中に現地製品との差を実感。日本に戻るたびに買い込んでアメリカでも愛用していました。