PEOPLE花王で働く人々
マーケティング
ヘルスビューティケア事業部門
2023年 キャリア入社
2014年 生命科学研究科 卒

ポジティブな姿勢で切り拓く、ブランドの可能性
理系の知識を活かし、キャリアアップを求めて
前職ではマーケターとして計10年のキャリアを積み、花王は3社目の会社となります。花王への転職を考えたきっかけは、自分が持つマーケティングスキルをさらに伸ばしたいという思いでした。今後マーケティングとしては、デジタルマーケティングが重要になってくると考え、日用品や化粧品のようなデジタルマーケティングに力を入れている業界にチャレンジしてみたいと転職を決意しました。
日用品や化粧品のような幅広い成分がありその効果・性能も重要な商材で、理系の経験や視点と長年競合が多く、商品の改廃スピードも速い飲料のマーケティングに携わってきた経験を活かし、さらなるスキルアップを目指せるのではないか。長い実績と技術力のある花王でなら、自分のバックボーンである理系の知識もより商品づくりに活かしてマーケティングを実践できると確信したのです。
チームの力で実現する、ブランドの進化
花王転職後、Essentialブランドを担当することになりました。1年目から「THE BEAUTY」シリーズのリニューアルに携わり、2年目には大規模なリブランディングに参画するというビッグチャンスをいただきました。
Essentialブランドを構成するメンバーはチームワークが良く、社内はもちろん、代理店さんも含めて建設的な意見を交わしながら、より良くするために何ができるかを一緒に考えることができます。約30人からなるエッセンシャルに携わるチームはマーケティング、開発、研究、デザイン、販売など、さまざまな部署のメンバーと様々で、意見の相違が生じることもしばしば。それでも「消費者に喜んでもらう」という一番の目的は、部署が違っていても変わりません。それぞれの立場から意見を伝え、自分たちにできることとできないことを把握しながら、何がベストかを導き出していく。その過程で結束力が高まっていくのを確かに感じることができます。この大規模リブランディングは、花王のチームワークの良さを体感できる非常に有意義な経験でした。

仕事において心がけていたのは、来年50周年を迎えるEssentialブランドが大事にしているコンセプトをきちんと理解した上で発言することです。メンバーの意見を踏まえ、プラスアルファで私に何ができるのか、どんなことを伝えたらより良くなるのかを考えてから発言するよう努めています。また、ポジティブな姿勢で仕事に取り組み、どんな時も笑顔で意見を伝えることも意識しています。明るさの連鎖が生む和やかな雰囲気が、仕事を円滑に進める秘訣ではないでしょうか。リブランディングに自分の意見を反映させることができた時に感じる達成感、そして自分たちが手がけた商品への高評価が、仕事のやりがいにつながっています。
一方で難しいのは、ヘアケアという競争環境が激しい中、既存ユーザーをしっかり守りながら、さらにシェアを伸ばしていくというバランス。物価高の中、利益を生み出すために値上げに踏み切ると、ブランドとして強くなければ、このご時世ではなかなか受け入れてもらえません。ブランドを強化していくマーケティングの重要性を、身を以て感じています。

自由度と信頼が生む、働きやすさ
花王に転職して最初に感じたのは、自由度の高さでした。出社とリモートワークのバランスも自分で調整でき、その日の仕事の内容に応じて柔軟に働き方を選べる環境が整っています。週に3〜4日の出社をベースとし、会議のタイミングに合わせて午後からの出社も可能。さらに驚いたのは、仕事のスピード感です。前職だと時間がかかりがちだったことも、花王のヘアケアではタイムリーかつスムーズに進める体制が確立されていて、新ブランドの「melt」や「THE ANSWER」もスピード感をもって立ち上げているのを横目で見ることができ、「すごいな!」と感じました。入社前に描いていた「人が良くて真面目」というイメージはそのまま、予想を大きく上回る風通しの良い職場環境にとても満足しています。いわゆる飲みニケーションにも積極的に参加しています。上司をはじめ、さまざまなポジションの方々と交流しながら社内の輪を少しずつ広げていったことで、仕事以外の人となりまで理解し、短期間で職場に馴染むことができました。

人々の生活をさらに豊かに、楽しくさせる仕掛けづくりを
現在はEssentialの主力商品である「プレミアムシリーズ」と「ベーシックシリーズ」の双方を担当しています。売上を伸ばした2024年の実績を超えるため、チームで力を合わせて頑張っています。将来的な目標は、長年50年、100年と続くようなブランドや商品を立ち上げ、その根幹となる部分をしっかり作り上げること。来年50周年を迎えるEssentialのように長く愛されるブランド・商品づくりに携わるという夢を実現したいと意気込んでいます。入社前に目指していたデジタルマーケティングのスキルも着実に上がっていて、Z世代向けの各媒体、InstagramやTikTokを活用した商品訴求の方法など、日々新たな知識を吸収し、アップデートしています。
転職を経験した先輩として皆さんにアドバイスをするなら、一度きりの人生、自分の人生を楽しむために、やりたいことにぜひチャレンジしてください。転職のために動き出すと、他社の良いところだけでなく、自社の魅力を再発見できるかもしれません。何より大切なのは、自分の人生に後悔のない選択をすること。私自身はこの道を選んで間違いなかったと思っています。

ONEDAY1日のスケジュール
出社
在宅勤務
6:40
起床
7:00
身支度
7:50
通勤
8:30
出社
9:00
打合せ(商品の方向性議論)
11:00
会議資料作成
12:00
昼食(社員食堂)
13:00
打合せ(CMについて議論)
14:00
試作品デザインチェック
15:00
打合せ(SNS施策について議論)
18:30
終業
19:15
帰宅
20:00
子どものお風呂
21:00
自由時間
23:00
就寝
7:30
起床
8:00
身支度
8:15
子どもの身支度
8:30
始業
9:00
売上状況確認
10:00
会議資料作成
12:00
昼食(自宅)
13:00
打合せ(部内進捗確認)
14:00
会議資料作成
15:00
施策アイデア検討
16:00
打合せ(SNS実績確認・アクション検討)
18:30
終業
20:00
子どものお風呂
21:00
自由時間
23:00
就寝
MY FAVORITEお気に入りの花王商品

- メリーズ
- 競合商品と使い比べても「子どものために考えられている」と感じる商品。子どもが生まれてからずっとお世話になっています。
パパの視点からも使いやすさを実感しています。