PEOPLE

マーケティング

ヘルスビューティケア事業部門

2019年 新卒入社
経済学部 卒

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生活者の心を動かす、価値創造の最前線

マーケティングへの興味からこの道へ

マーケティングに興味を持ったのは、大学時代のことです。当時好きだったアイドルグループが、圧倒的な宣伝効果で人々の購買行動に大きな影響を与える状況を目の当たりにし、影響を受ける消費者の深層心理を学びたいと思ったのがきっかけでした。マーケティングゼミに所属し、消費者心理について学びました。

就職活動の軸はもちろんマーケター。当時、職種別採用を実施している企業は非常に少なく、私にとって花王はレアな存在でした。さらに、多くのカテゴリーを有し、幅広い商品を担当できることも花王を志望した理由の一つです。カテゴリーが変われば、ターゲットや戦略も大きく変わるため、マーケターとしての視野を広げることができると考えました。また、小さい頃から愛用している「キュレル」ブランドを持つ花王に、知らず知らずのうちに親近感を持っていたのかもしれません。

変化する市場を見据え、求められる価値を考えぬく

最初の配属先は、生活者コミュニケーションセンターでした。いわば、お客様相談センターのような役割で、製品に疑問や不具合があった場合の問い合わせに対応します。お客様の声をまとめ、洗い出した改善点を商品開発担当者やマーケターに伝え、一緒に解決策を考えていくことが主なミッションでした。

次に配属されたのは、パーソナルヘルス事業部。ここでの4年間、「めぐりズム」というヘルスケアブランドを担当しました。シリーズの中で特に知られているのは「蒸気でホットアイマスク」ですが、これは花王の中でも特殊な商品で、確立された市場も明確な競合もほとんどいない唯一無二の商品です。ただ、生活必需品ではないため「聞いたことがあるけど、買う機会がなかった」と言われることが多く、トライアルしてもらうハードルの高い商品でした。この商品の面白いところは、「約40℃の温かい蒸気を発生させる」という基本技術をベースに、多様な価値を定義できるところです。温かく気持ちのいいリラックスアイテムというだけでなく、手軽に持ち運べて時間・場所を選ばないコンディショニングツール、すぐに眠りに落ちることのできる入眠アイテムなど、自分たちで価値の定義を広げていきました。異動した2021年はちょうどコロナ禍で、その後は社会正常化の時期でもありました。人々の生活状況が日に日に変化する中で、価値の定義を見直さなければなりませんでした。コロナ禍は、いわゆる“おうち時間”が増えた既存顧客の使用頻度や使用枚数を増やす戦略に注力。アフターコロナでは睡眠不足が社会的課題となる中で、すぐに眠りに落ちることができる入眠アイテムという価値を前面に押し出す戦略に転換し、新規顧客の獲得という成果を上げることができました。

現在はスキンケア事業部に所属し、「ビオレ」のメイク落としを担当しています。このカテゴリーは「めぐりズム」とは逆に、女性のほとんどの方が使用している生活必需品であり、多数の競合商品がひしめく厳しい環境にあります。特にメイク落としは多くの人が自分の使い慣れたものを選ぶ傾向にあり、新製品が信頼を勝ち得ていくのは困難ですが、その分大きなやりがいを感じています。

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自分なりの視点でマーケティングに挑む

マーケターとして個人的に大切にしているのは、「想像力」と「俯瞰力」のバランスです。マーケティングにおいてはターゲットの本音を捉えることが基本になりますが、その本音を心から理解するには、想像力を発揮して自分自身がターゲットになりきる必要があると考えます。そうすることで、よりターゲットの心情を鮮明に捉え、自分なりの仮説が生まれます。ただしそれはあくまで自分なりの解釈なので俯瞰力を発揮し、仮説に妥当性があるか、多くの人に当てはまるかを検討していくことが必要になります。
花王での6年間はこれらの力を鍛え続ける鍛錬の日々であり、PDCAを回す機会に恵まれていますので、日々自分の成長を感じることができています。

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知識と経験を掛け合わせ、唯一無二の存在に

私が考える花王の魅力は、人の誠実さです。花王の企業理念の中に「正道を歩む」というものがありますが、個性豊かな社員がいる中でも根底では“常に誠実であり、正しい選択をする”という価値観を共有していると感じます。だからこそ、ともに働く同僚を信用でき、安心して働くことができる。その点は、誇ることのできる魅力だと思います。

今後の目標は、これまでに吸収した知識と経験を掛け合わせて組織で唯一の存在になること。マーケターとしての経験はもちろん、違う分野の強みを持つことで、代わりの効かない人財になりたいと思っています。プライベートで会計の勉強をしているので、会計・財務の視点を備えたマーケターとして、自分にしかできない仕事をしたいと思っています。
就活生の皆さんには、10年、20年後の自分が何を一番大切にしたいと思っているか想像し、逆算して入社する企業を選択することをお勧めします。花王のマーケティング職は、必ずしも自分の興味のある製品を担当できるとは限りません。しかし、経験できるカテゴリー数はトップクラスで、インプットの幅も、知見を別のカテゴリーに活かせるチャンスも無限大。自分だけが歩むオリジナルなキャリアを築いていけるはずです。

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ONEDAY1日のスケジュール

  • 出社

  • 在宅勤務

  • 6:00

    起床/自己啓発

  • 7:00

    出社準備

  • 7:30

    通勤(自己啓発)

  • 8:30

    出社

  • 9:00

    売上シェアの確認/タスクチェック/メール確認

  • 10:00

    打合せ(次年度の広告制作に向けた議論)

  • 12:00

    昼食(社員食堂)

  • 13:00

    販売計画の検討作業

  • 14:00

    ショートMT(デザイナーやコピーライター等)

  • 15:00

    打合せ(パッケージ評価に向けた調査設計)

  • 17:00

    資料作成

  • 19:00

    終業

  • 20:00

    帰宅

  • 23:00

    就寝

  • 6:00

    起床/自己啓発

  • 8:30

    始業

  • 9:00

    売上シェアの確認/タスクチェック/メール確認

  • 10:00

    調査結果の分析作業

  • 12:00

    昼食(自宅)

  • 13:00

    広告素材のチェック

  • 15:00

    資料作成

  • 16:00

    ショートMT(チームメンバーと相談)

  • 17:00

    資料作成

  • 19:00

    終業

  • 24:00

    就寝

MY FAVORITEお気に入りの花王商品

私のお気に入りの花王商品
キュレル ディープモイスチャースプレー
夜の洗顔後に付けておくと、翌朝起きた時の肌感が全く違います。
長年愛用しているキュレルシリーズの中でも、この商品の保湿効果は特に優れていると感じます。